我慢しなくても大丈夫!ダイエット中にオススメの甘味料6選
ダイエットといえば『甘いものは敵』『砂糖なんてもってのほか』と考えている方も多いのではないでしょうか?でも料理をするうえで砂糖を避けることはなかなかできないですし、甘党なのに甘いものを制限するダイエットなんて苦しくて続かないですよね。
そこで今回は砂糖のように甘くて、それなのにダイエットに効果のある夢のような甘味料を紹介していきます。
甘味料の種類
砂糖を除く甘味料を大きく分けると、
・みりん、麦芽糖、ハチミツなどの天然甘味料
・人工甘味料
・糖アルコール、オリゴ糖など食物繊維タイプの甘味料
の3つに分かれます。
1番上の天然甘味料は、砂糖と同じぐらいのカロリーがあるので今回は除外しますね。
2つ目の人工甘味料はよく砂糖不使用のコーヒーなどに入っているアセスルファムカリウムやアスパルテームなどです。確かにカロリーゼロなのですが、健康に良い効果はなく、人工甘味料ということでなんとなく安心できない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回紹介させていただくのは3番目の『食物繊維タイプの甘味料』です。
この甘味料はカロリーゼロではないのですが、砂糖の半分以下のカロリーのものが多く、中にはほぼゼロカロリーのものもあります。
『食物繊維タイプの甘味料』と『人工甘味料』の大きな違いは、腸内細菌にいい影響を与えてくれるということです。
食物繊維は小腸で消化吸収されずに大腸に到達します。そこで大腸の腸内細菌の餌となり、腸内の微生物環境の改善、それにともなう各種有機酸の身体への健康効果が期待できるのです。つまり簡単にいうと、お通じがよくなり、糖分の吸収も穏やかになるので、太りにくい体になるということ。
ただ、一口に『食物繊維タイプの甘味料』と言ってもたくさんの種類があり、値段も様々です。
安いものは水飴で薄めているようなものもあれば、人工甘味料と合わせたもの、砂糖と変わらないようなカロリーのものもあるため注意が必要です。せっかく食べるなら効果の期待できる純度の高い商品を選ぶようにしましょう。
おすすめの食物繊維タイプ甘味料6選
トクホ フラクトオリゴ糖
参考:日本オリゴ株式会社
数あるオリゴ糖の中でも有名な『フラクトオリゴ糖』のシロップです。
『フラクトオリゴ糖』はバナナや玉ねぎなどにも含まれているオリゴ糖の一種で、カロリーは砂糖の約半分ほど。腸内細菌への効果が高く、ダイエットだけでなく免疫力の向上や美肌などにも効果があると言われています。
プレーンヨーグルトに入れて食べれば、ヨーグルトとフラクトオリゴ糖の効果で腸が元気になること間違いなしです。甘味は砂糖よりも弱いので、甘さ控えめにはなりますが、十分に美味しく食べられます。
ニチガ オリゴの王様
この商品も『フラクトオリゴ糖』が主成分になるのですが、わずかに(5%以下)ショ糖が含まれている粉末状の製品になります。期待できる効果はシロップタイプと変わらないのですが、粉末状ということで、料理やお菓子によって使い分けることができます。
ロハスタイル エリスリトール
参考:楽天市場 ロハスタイル
この『エリスリトール』は糖アルコールと言われるものの1つで、ガムによく使用される『キシリトール』の仲間になります。この『エリスリトール』の最大の特徴はカロリーがほぼゼロというところ。その代わり、大腸で腸内細菌の餌となりにくいため、先に紹介した『フラクトオリゴ糖』のような腸内細菌への効果は望めません。
人工甘味料はなんとなく嫌だけどカロリーはゼロがいい!という方にオススメの甘味料です。
サラヤ ラカントSシリーズ
参考:SARAYA 公式通販
こちらは結構有名な商品で、スーパーで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?羅漢果(ラカンカ)という果実由来の甘味料ということで大きく打ち出していますが、中身のほとんどは先に紹介した『エリスリトール』になります。『エリスリトール』との違いは、わずかに羅漢果エキスが入っており、そのエキスが腸内細菌にプラスの効果を与えてくれるということです。値段が少々高いですが、カロリーゼロがいいけど何か体にもいいものがいいという方におすすめの甘味料です。
ニチガ キシリトール
『キシリトール』も糖アルコールの1つで、キシリトールガムで有名ですね。
非う蝕性甘味料といい、虫歯の原因菌の餌とならないことから、ガムや歯磨き粉の甘味料としてよく利用されています。カロリーは砂糖よりも4割ほど低く腸内細菌へのプラスの効果も期待できる甘味料です。味に少し癖があり、爽やかな甘味を持っています。値段も少し高いので、歯磨き後の甘味料として限定的に使うのがオススメです。
ロハスタイル ステビアスイート
参考:楽天市場 ロハスタイル
この商品は『エリスリトール』にステビアという植物から抽出された甘味料『ステビア』を配合した製品になります。この商品の最大の特徴は甘さが砂糖の2倍ほどあり、『フラクトオリゴ糖』のように甘さを控える必要がありません。しかも味に癖もないので、様々な料理に使うこともできます。加えて『ステビア』は腸内細菌の餌となるため、『エリスリトール』と違った健康効果も期待できます。価格は高いですが、甘味が砂糖の2倍なので使用量が少なくすむことを考えると甘味もしっかりほしい方にはおすすめの甘味料です。
最後に~まとめと使用上の注意~
様々な研究が進み多くの甘味料が世に出回っています。そんな中でも、甘味もあって健康効果もあるという点から、今日紹介した『食物繊維タイプの甘味料』の注目度はさらに上がっていくでしょう。
しかし一点だけ注意してほしいのは、いきなりこのタイプの甘味料を摂取しすぎないことです。それはなぜかというと、腸が慣れていないと下してしてしまうことがあるため。個人差もありますし、腸が慣れると摂取量も増やせるので最初は少量から、徐々に様子を見ながら量を増やしていくようにしましょう。
ダイエットに効果があるだけでなく、免疫力向上や美肌効果も期待できる夢のような甘味料。正しい知識をもって本当にあなたに必要な商品を選び、楽しいダイエットを実現してみてくださいね。
ライタープロフィール
自然の中で生活する有機農家。大学で栄養学を専攻し食物繊維や腸内細菌の研究をしていた経験から、食に大きな関心をもっており、現在のライフスタイルと合わせて本当にこだわって作られた自然食品に高い関心をもっている。