2人目の不妊治療で学んだ9つのこと。1人目との違いは?


不妊治療に励んでいる夫婦が増えているなか、「2人目不妊」に悩んでいる人も多く存在しているようです。実は、私もそのうちの1人。2人目を希望しており、現在も不妊治療に取り組んでいる真っ只中なんです。

私は1人目も不妊治療で授かったのですが、「1人目不妊」と「2人目不妊」にはさまざまな壁や違いがあることが分かりました。今回は、そんな私の経験をお伝えできたらと思います。

 

1人目のときを振り返る

私が結婚したのは、23歳のとき。「すぐにでも子どもが欲しい」と思っていたのですが、一向に授かることができませんでした。

そこで、近所の婦人科でタイミング法と人工授精にトライ。1年以上続けたものの、1度も妊娠することはありませんでした。

それと同時に、主人の精液検査にもひっかかっていました。「精子の運動率が低く、自然では厳しいだろう」という先生の判断。根本的に治療するには手術しかないと言われ、「手術はちょっと…」と消極的だった主人は、気休め程度の薬だけを飲んでいました。

そして、ついに体外受精にステップアップ。3回の移植をしてもかすりもせず、今度は「最後の砦」と呼ばれる有名な病院に転院することに。その病院で行なった1回目の顕微授精で、ようやく念願の妊娠をすることができたのです。

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2人目の不妊治療で学んだ9つのこと

「1人目でこれだけ苦労したのだから、きっと次も…」という予感は的中。産後の生理が再開したにも関わらず、2人目を授かる気配は全くありませんでした。

そこで、再び不妊治療をすることを決意。そのなかで、さまざまなことを学びました。

 

①前回の凍結胚を破棄しなければよかった

顕微授精をしたとき、全部で11個もの受精卵を得ることができました。そのうちの1つは今の娘に成長し、残りは凍結保存。1度凍結すれば何年も保存できるので、2人目や3人目のために取っておくことができるのです。

ただし、気になるのはその費用面。私が通っていた病院は、1年延長するのに8万円がかかります。もちろん、1年経つごとにその料金は加算されていくうえ、いざ卵を使う時には融解代も数万円発生します。

私が1人目を出産した直後、「凍結胚を更新しますか?」という確認の書類が送られてきました。この費用がネックになったのと、「帝王切開中に麻酔が切れて地獄だった」というトラウマがよみがえったことが理由で、「もう廃棄していいかな…」と安易に判断してしまったんです。

この判断は、不妊治療を再開するにあたり一番強く後悔しています。というのも、結局あとから2人目が欲しくなり、また採卵からスタートすることになったのです。医師や看護師さんから、何度も「もったいないことをしちゃったね」と言われてしまいました。

 

②子連れ通院を断られた

採卵に再挑戦する前、以前タイミング法や人工授精を行なった病院へ行きました。「いきなり採卵する前に、ちょっとだけタイミング法で様子を見よう」と考えたのです。ところが…久しぶりの診察室に入った途端、予想外の一言を告げられました。

「うちの病院には、1人目の不妊治療をしている患者さんが大勢います。なかには、子連れの人を見るだけで悲しい気持ちになる人も…」と。そして「来るなとは言えないけれど、ちょっとね…」と言葉を濁されてしまいました。

遠まわしではありましたが、「子連れは来ないでほしい」とお断りされてしまったんです。待合室には絵本も置いてあったので、まさかそんなことを言われるとは思いもしませんでした。

毎回子どもを預けるわけにもいかないので、この病院での治療は諦めることに。結局、娘を授かった不妊治療専門の病院へ通うことにしました。

 

③子連れ通院の大変さ

不妊治療専門の病院は、自宅から電車で90分ほど。1人目のときに通い慣れた場所ではありましたが、1歳の娘を連れて行くのはかなりの労力が必要でした。

待ち時間の間は病院のキッズルームで過ごし、診察に呼ばれたら預かってもらいます。その場を離れようとした瞬間、娘はギャン泣き。私が戻ってくるまでずっと泣き叫んでいるので、診察中もソワソワしてばかりです。

帰りは通勤ラッシュの中、フラフラで帰宅します。同じ通院ルートでも、子どもを連れている場合はかなり体力が消耗することを学びました。

 

④前回とは状況が異なる

「また採卵からのスタートとはいえ、同じことをもう一度繰り返すだけだ」と思っていたのですが、実際の流れはそうではありませんでした。採卵に向かって治療を始めたものの、以前では問題なかった血液検査で引っ掛かってしまったのです。

原因は、普段の食生活でした。育児に追われているうちに、自分の食生活にまで気を配る余裕がなかったことが災いし、血液検査で「DHEAとビタミンDが不足している」と告げられたのです。

その病院は「万全の状態でないとGOサインを出さない」というルールだったので、まずはサプリメントで身体の状態を整えることから始まりました。「すぐにでも採卵したいのに…」というもどかしさを感じながら、毎日サプリを飲み続けます。

しかも、DHEAのサプリは1万円以上…。要するお金も時間も、前回と同じ同じようにはいかないのだと痛感しました。

 

⑤助成金の恩恵が減る

高額な不妊治療費をサポートしてくれる助成金。世帯年収などによっても異なりますが、1回目の採卵+移植は30万円の補助がでるケースがあります。

しかし、私は1人目の時に助成金を4回受け取っているため、初回のような手厚さはありません。また、助成金は上限6回までしか受け取ることができないため、残りの回数を常に意識しながら治療することになります。

すでに何度か助成金を利用した経験のある方は、自分があと何回助成してもらえるのかを確認しておいた方が安心ですよ。

 

⑥2回目だからこその憂うつ

前回の治療を鮮明に覚えている私は、「採卵」と聞くだけで「あの自己注射、痛かったなぁ…」「苦手な点滴が必須なんだよなぁ…」と憂うつになってしまいます。すでに治療の痛みや流れを把握しているからこそ、その記憶がよみがえってくるんですよね。

初めての時は、「あと何回通うんだろう」「麻酔ってどんな感じなのかな」と分からないことだらけ。今思えば、分からないからこそ勢いで乗り切れた部分もあったのではと思います。「知らない方が幸せなこともある」ということなのでしょう。

 

⑦前回と同じ治療とは限らない

てっきり前回と同じ治療内容になるのかと思いきや、そうではありませんでした。1人目のときはロング法で採卵したのですが、今回挑戦するのは自然法。「卵の数はそんなにいらない」という理由から、あえて方法を変えることになりました。

そのため、卵の育て方や使う薬なども全く異なります。恐れていた自己注射はなくなり、その代わりに初めて飲む薬が処方されました。「次に使うかも」と保存しておいた薬は、活躍しないまま。そのときの状況に合わせる必要がある不妊治療において、「必ずしも前回と同じ方法で行なう」とは限らないようです。

 

⑧「もう1人でいいのでは」という葛藤

1人目のときは「なにがなんでも子どもが欲しい」と強く望んでいました。だからこそ、辛い治療や高い医療費にも踏み出す勇気が出たのだと思います。

2人目の治療となっても、治療の辛さや金銭的な負担はほとんど同じ。でも、正直「子どもがいない」と「子どもが1人いる」の状況には大きな差があります。実際、以前は妊婦さんを見ては心底落ち込んでいた私ですが、今では「いいなぁ、私もまた妊娠したいな」と穏やかな気持ちで過ごせています。

そのせいか、治療中に「もう子どもは1人だけで十分なのでは」と自問自答するようになりました。子連れ通院を断られたり、血液検査にひっかかったりするたびに、「もう引き返そうかな」と迷っている自分がいるんです。

1人目のときは、「もうやめようかな」なんて迷いは一切ありませんでした。でも、今は「2人目の治療費にかかるお金で、娘にいろいろ買ってあげることができたのに」と罪悪感を覚えています。不妊治療はメンタルとの戦いでもありますが、子どもの有無によっても気持ちの持ちようが変わるのですね。

 

⑨周囲の「2人目報告」に焦る

私が「もう1人欲しい」と思うようになったきっかけは、周囲のママ友が立て続けに妊娠したことでした。「私と同時期に出産して、もう妊娠したんだ…」と思うと、自然と焦りを感じたのです。

ママ友同士の会話でも、「2人目はいつにする?」という話題がよく登場します。1人目不妊のときは「もしかして子どもができにくいのかな」と配慮されていた話題も、ママ同士となると遠慮なく聞かれることも珍しくありません。

「2歳差にしようかな」「4月生まれにしようと思っている」なんて会話を聞くたびに、授かりやすい人の考えと自分の状況の違いを思い知ります。「出産したばかりなのに、こんなにすぐ妊娠するなんて思わなかったわ」と言うママを見ては、「いいなぁ、自然に授かれて…」と惨めになることもありました。

「1人っ子でいいや」と思っていても、兄弟で仲良く遊んでいる光景を見ては「やっぱり兄弟は必要かな」と考えさせられるもの。「周囲と自分を比較してしまう」というのは、子どもの有無に関わらず発生する悩みなのでしょうね。

 

まとめ

2人目の不妊治療に取り組むまでは、正直「前回と同じことをすれば、すぐに授かるだろう」と思い込んでいました。ところが、実際はハードルだらけ。子連れ通院や体調の変化など、以前とは異なるさまざまな問題点が浮上してきました。

私から言えるのは、「凍結胚は保存しておいて」ということ。出産直後は「もう1人で十分」と思ってしまいがちですが、子育てをしているうちに気持ちが変わることはよくあるそうです。

また採卵するコストを考えると、凍結代は高すぎるものではありません。悔いのないよう、最善の選択をしておいてくださいね。

ライタープロフィール

Written by : ゆすぽんず
一児の母兼フリーライター。顕微鏡で娘を授かり、予想外の帝王切開で出産。「育児は大変」と聞いていたものの、正直「不妊治療の方が辛かった」と感じる日々です。

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